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コラム

【活動】明治大学 樋山研が環境測定に来ました!

加太分室 地域ラボの改修設計の際に、内部空間の空調のシミュレーションとアドバイスをしていただいた、明治大学の樋山先生と学生が来られました!

100年近い蔵だった建物を事務作業可能な部屋に改修するため、元々の地面の高さより上げて、床下に暖房を行き渡らせる断熱入りの空気層をつくっています。

今回の樋山先生たちの調査で、設計当初の想定通り、この床下空気層と各吹き出し口が、床表面の冷えと室内の放射温度環境の低下を防止していることが分かりました。

また、壁付近では、熱容量の大きい土壁が夜間の冷熱を日中に引っ張るので、昼頃まで寒いこともあり、一方で夏はこの効果が冷涼感に繋がるそうです。

夏は土壁寄り、冬は中心に、等、四季の移り変わりと共に、空間内の作業場所やインテリアを動かす、というのも面白いかも、と思っています。

蔵を部屋に改修するにあたって、快適な空調設計を行ってくださった樋山先生に感謝です。