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kada-lab
紫陽花、7000株になりました!
紫陽花(アジサイ)の苗木を植樹する「加太植樹祭」が今年も行われました。森林公園で行われたこちらのイベントは、加太観光協会が日本一のアジサイ園を目指そうと、ボランティアがこれまで約6000株の苗木を植樹してきたものです。
和歌山市加太一帯に広がる森林では、関西国際空港の開港にあわせておよそ30年前から樹木の伐採や土の採取が行われてきました。加太観光協会は、森林を保全することで養分が流れ込む海の環境を守ろうと、2007年から毎年、県や企業から支援を受けて落葉広葉樹のアジサイを植える活動を行っており、ことしで14回目です。
新設された看板は和歌山市がたてたもので、地域ラボの青木がデザインしました。アジサイが咲いていない時期でも、観光協会の想いや植樹祭の活動を知ってもらえるようになりました。
これまでに、和歌山市出身で、ロックバンド「L’Arc‐en‐Ciel」のボーカルHYDEさんもアジサイを植樹したことがあり、参加した約150人のボランティアの中には、北海道や長野県などから訪れたファンも見られました。今回はJT・日本たばこ産業和歌山支社など企業の支援で約1000本のアジサイの苗木が用意され、参加者は、靴やズボンを泥だらけにしながら、スコップを使って川沿いの斜面に一株一株苗木を植え付けていきました。
植樹の後は毎年恒例、加太のイノシシ汁の振る舞いがありました。労働の後の暖かいお汁は最高です。
加太観光協会の稲野雅則会長は「SNSで広がり、アジサイを見に訪れる人も植樹に参加する人も増えている。約30年前から樹木の伐採や土の採取が行われ加太の森は変わりました。山、海の環境を守るとともに、世界一のアジサイ園を目指したい」と話していました。
和歌山市加太の森林公園のアジサイ園、今年の6月ごろには、約7000本のアジサイの花が見頃を迎えます。