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コラム

【報告】海と宙と大地を繋ぐ セレモニーーと未来会議開催!

地域ラボが所属する東京大学 生産技術研究所は、今年70周年記念を迎えます。

そこで、かつて 10 年間ロケット研究を展開した歴史をもつ生産技術研究所の 記念事業と して、来年度のロケットコンソーシアムの設立に先駆け、現在各地でロケット関係の実験や競技に情熱を注いで取り 組んでいる学生を応援することを目的とした、メッセージを繋ぐセレモニーを、2/2(土)に和歌山市との連携事業の一つとして加太で開催しました。

加太では、2010年よりこれまで複数回ロケット打ち上げの実験イベントを開催していおり、今回はメッセージ(横断幕)を預 け、約1ヶ月間の間、和歌山市⺠や関係者から追記してもらい、次の経由地へとつないでいくための、受け渡し セレモニーを行いました。

また、第二部では、「東大生研×⻘少年 未来会議」と題し、工学の第一線で活躍する東 京大学の先生方と未来を担う学生で発表や意見交換を行う会議を開催しました。

 

本所の岸所長の挨拶に始まり、和歌山市市長や加太連合自治会の尾家会長、由井漁協組合長にも式典の中で応援のメッセージをいただきました。🚀

また、中高生や、加太の地域の方々にも横断幕にメッセージをいただきました。

そして、本セレモニーの大目玉である記念のモデルロケット打ち上げも無事成功しました。

モデルロケット打ち上げにあたっては、和歌山大学の秋山教授のお力添えをいただき、秋山先生の指揮とカウントダウンで、宇宙少年団和歌山分団のこどもたちと、岸所長、尾花市長、尾家会長、由井漁協組合長が発射のスイッチを押しました。

青宙に向かって高く打ち上がるモデルロケットは、今後の宇宙教育の未来へ明るい兆しを見せました。

また、第二部の「東大 生研×青少年 未来会議」では、和歌山の中高生と東京大学 生産技術研究所の教員たちが普段の研究活動や疑問を意見交換する目的で開催されたもので、秋山先生をモデレーターとして、加太中学校、桐蔭中学校、桐蔭高校、信愛高校、向陽高校の学生さんたちが参加しました。

和歌山市 尾花市長の他、東大からは、岸 利治所長、北澤 大輔教授、巻 俊宏准教授、川添 善行准教授、鎌田助教、青木助教が出席しました。

岸所長から生産技術研究所の活動や理念の説明の後、各教員が日頃の研究の様子を発表しました。

また、昨年度の缶サット甲子園優勝校である桐蔭高校科学部による発表も行われ、その技術力の高さと考察の深さに会場からは感嘆のため息が溢れました。

学生からは、大学教員へ鋭い質問や相談などがあがり、未来会議は、まさに、工学の「今」と「未来」が交差する素晴らしい交流会となりました。